[SHEARTY.com]

大好きなDisneyに最大限のリスペクトを捧げ、「永遠に完成することのないスタジオ」をテーマに掲げる我がShearty Nut’s Studio。
その進化の遍歴を連載中です。

 

 

第三回となる今回は、今や製作の中枢となっているパソコンにスポットライトを当てます。
旧名義:SKOKの頃はAKAI MPC4000が製作のメイン機でしたが、SHEART名義に変わって少し経った頃から、MacBook Pro+Maschine Studio→録音はProtoolsという編成に変わりました。
もう4年程前の話です。

 

Maschineシリーズの使い勝手の良さに感動し、以来ひたすらに曲を作り続けてきましたが…時々気になったのはマシンパワーの非力さ。
途中でカスタマイズも行い、最終的にメモリ16GB、SSD500GB、Corei7を積んだPCは決して非力ではないものの、製作時に起こるシステムノイズやエラーに悩まさせていました…。
挙句の果てに、最近の録音時はオケを流しただけで盛大なCPUノイズが乗るという…もういい加減限界が来たのかな、と思っていました。

 

という訳で、数日後に急遽秋葉原に向かい、事前にネットで調べたスペックのiMac Retina 5K Display 27inch(Late2015)を購入してきました!

・メモリ:16GB(最大64GB)
・SSD:1TB
・CPU:Corei7 4.0GHz

うーん…SSD1TBはじめ、かなりのモンスタースペックかと。

 

ディスプレイもこの薄さ、この大きさ!
どうしても大きいので、デスク周りのレイアウトも変えた結果、よりスッキリした印象。

TrackPad2、Magic Keyboard2の操作には少々慣れが必要ですが、元々MBPを使用していたのでTrackpadに大きな問題はありません。
むしろ、ないと作業しづらいレベル;

肝心の動作ですが、比べ物にならないレベルで快適!
Maschine、Protools共に、今までは「これだけ使ったらオーバーロードするよね…」という域も難なく越えて作業できます。

 

例えば、今までは気持ちよく楽曲制作を行っている中で、突然「ビビビッ!」とかエラーを吐いてたわけですよ笑
それが全くと言っていい程無いので、とにかく製作に集中できます。
気持ちいい気分のまま作業が続けられるのは、本当に重要ですb

 

コレに伴い、ビデオの製作もひっじょーに円滑にできるようになりました!
早速先日『青海花 〜SEIGAIHA〜』という楽曲のリリックビデオで、新バージョンのFinal Cut Proを使い倒しましたが、PCをの非力さ故に作業が止まることは全くありませんでした。

すごいぞ、iMac!

 

 

オマケに、今まではノート型PC故に目立っていたファンの音も激的に小さくなり、ノイズ源も見事にカット!
ついでにNASも隣の部屋に移転したので、この音も気にならなくなりました。
NASには無線ですし、無線でも転送速度が気にならないくらい処理能力が高いので!(何かにつけて←)

 

ってな訳で、製作の中枢が格段にレベルアップしました!という報告でした。
これだけのスペック、流石に馬鹿にならない金額なので…製作のお仕事、ご相談お待ちしています笑

 

以上、『iMac Retina 5K Display 27inch(Late2015)を新調』の巻でしたー!

 

Peace y’all!

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第二回となる今回は、マイクのアップグレードです。
長年使用していたNT-1Aから一気にグレードアップ!
ってな訳で、AKG C414 XLⅡを新調しましたー!

 

マイク新調は2年位悩み続けた案件でして…笑
様々なレビューや比較動画、比較音声を読み込んで聴き込んで、最終候補としてTLM102(Neumann)と、本機C414 XLⅡ(AKG)が残りました。

その最中、たまたま外注のお仕事で本機をボーカルマイクとして使用させていただく機会がありました。
「AKGは高音がキツい傾向」とはよく聞きましたし、実際比較音声でもその傾向は有りましたが、そのお仕事の時には全く違和感がなく!
むしろ、芳醇な中音とバランスの良い音域に射抜かれ、「コレだ」と心に決めていました笑

しかし、実売価格で12万円はくだらない名機!
なかなか手の届く代物ではありません…と悩んでいた時、たまたま見かけたお店で本機の新古品を発見。
なんと7万円でゲットできました!!

 


商品が到着して、早速開封。アタッシュケース(?)に守れています。かなり厳重です…。

マイク本体、ショックマウント、ウインドシールド、布ケース、説明書で一式。
これだけのものが入ってるだけあり、それ相応に重みもあります。


本体中心部に見えるLED部分で、指向性を変更できます。
ちなみに、マイク背面ではPADとLowCutの設定も可能ですが、現状はどちらもオフで使用しています。
当スタジオではKAOTICA Eyeballを利用しているので、このように設置。

本機のように小さめのマイクにEyeballを設置すると、その大きさ故にショックマウントに当たってしまいます。
そのような場合、Eyeballの説明書には「ショックマウントの上に乗せるように置いてね!」と書いてあります。

ただ、それだけでは流石に固定されないので、今回はマイクケーブルの接続部分にショックマウントを固定しました。
ノイズ処理的にはあまりヨロシクはないかと思いますが、固定されないで常時お辞儀されても困りますしね…。

さて、実際の音ですが、どれくらいの差があるのでしょうか?
オリジナル曲からロングトーンの部分を抜き出し繰り返し再生させて、iZotope INSIGHTでチェックします。
(投稿時現在で未発表楽曲のため、音声の投稿は差し控えさせていただきます、)

左:NT-1A(RODE)、右:C414 XLⅡ(AKG)

 

NT-1Aの画像が暗いのはごめんなさい←
同じようにマイキングして同じタイミングで録音したものではないので、諸々のコンディションも大いに影響しているかとは思います。
ですが、それにしたって明らかなこの差!!

NT-1Aが14kHz辺りを境に一気に集音力が落ちているのに比べ、C414 XLⅡは全体にバランスよく、かつ適正な音量で集音出来ています!
どちらもLowが厚いのはスタジオの及ばぬところの可能性も多々ありますが…;

もちろん、音の厚みも全く違います。
ラフな言い方をすればラグジュアリーさというべきでしょうか…音源として聴いたときも、楽曲そのものが一気にランクアップしたような印象を受けました。

 

 

というわけで今回はマイクのお話、『C414 XLⅡを新調』の巻でしたー!

 

Peace y’all!

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今回は電源周り!先日5月15日、スタジオ創立10年目にしてようやくアース配線、コンセント交換を行いました。
当スタジオは築20年程の住居も兼ねているため、恥ずかしながらコンセントは元来の二股アースなしのものでした…。

 

お陰様で製作のご依頼を頂くことも増えたが故、流石にこのままではマズイと思い、昨年10月に奮起して情報収集。
電源コンセントにR-1(OYAIDE)、コンセントカバーに102-D(FURUTEC)を、配線の兼ね合い上モニタリングスピーカー用電源ディストリビュータとしてをSS-6B(FURMAN)を 購入しました。

また、数ヶ月後にはメイン機材用電源ディストリビュータとしてM-8X2(FURMAN) を、運良く格安で購入。
アース配線を這わせる事以外は、現段階で出来る準備を整えました。

 

そしてさらに数ヶ月経った5月に、ようやくアース配線の工事に着工しました。

 

 

ご依頼したのは、地元松戸の電気店:サクライ電気さん
テレビ出演も何度もされている、松戸の老舗です。

 

当方のスタジオの兼自室では、アースはエアコン用コンセントに来ています。
幸い、現在設置しているエアコンがアースを使用しないタイプだったようで、そこから引き伸ばせばアース設置ができる状態でした。

 

アース元からコンセント位置までの距離を確認しながら、ケーブルカバー(モール)を這わせていきます。
今回はアースを二箇所に這わせたので、合計10mのモールを手配していただきました。

 

元々設置されていたコンセントを取り出して、新しいコンセント(R-1)に交換。

 

フカシを付けて、その上にコンセントカバー(102-D)を付けていきます。

 

元のコンセントがコチラ。
約20年間お疲れ様でした。

 

 

もう一方のコンセント(コチラはWN1318KとWN7603KP (共にPanasonic))も交換して、このような状態。

 

サクライ電気さんには非常に丁寧な作業をしていただき、モールも相まって配線がスッキリしました。
全く関係ない家具の修理までしていただきました…お手数をおかけいたしましたm(._.;)m

 

また余談ですが、アース元となったエアコンのコンセントが不格好になったので、100均で購入した箱とペンキでコンセントカバーをDIYしました!

可愛いでしょ?笑

 

 

 

 

交換した結果、「音の定位がしっかりした!」というのが一番大きな印象でした。
ピントが合った、というのが一番しっくりくるかもしれません。
その影響か、イメージとしてはホコリが取れてキレイになった様な印象もありました。

正直なところ、今は微細な違いまで判別できるほどの耳は持ち合わせておりませんが、それでも聴感は明らかに向上しました。
プラシーボ効果かもしれませんが笑
それでも「R-1使ってるぞ!アースもしっかり這わせてるぞ!」と思うだけでも、自信につながります。
自信が実力を引き出すと思うので、その為の環境整備ということでここはひとつ。


ちょっとレアなコンセント利用←

 

ということで、今回はコンセント周りのアップデート状況をお伝えしました!

Peace y’all

唐突に始まりました、本SHEARTY.comでは珍しい”読み物”のコンテンツです。

弊社代表:SHEART/奇道ぱーぷるが大好きなDisneyに最大限のリスペクトを捧げ、「永遠に完成することのないスタジオ」をテーマに掲げる我がShearty Nut’s Studio。
その言葉の通り、様々な点で日々進化を続けていますが、この度その遍歴をブログ形式で残していくことにしました。

 

題して『Shearty Nut’s Studio通信』!
イニシャルを取って『SNS通信』と略すことにします。

 

一番最初に機材を揃え始めたのは2004年頃。
まずはDJ機材から始まり、マイク、サンプラー等など…当時中高校生だった奇道少年は、所謂お小遣いの中から出資していました。
それから早10年以上経ち、リニューアルオープン(?)となったShearty Nut’s Record設立からも早くも4周年。
数多くの皆様からご支持をいただき、スタジオも当時では考えられない程プライベートスタジオとして発展してまいりました。

まだまだ至らない部分もありますが、それこそ「永遠に完成することのないスタジオ」!
ということで、その進化の遍歴をまとめることにしました。

第一回目は電源周り!
となりますがその前に、現在の設備を箇条書きします。
ここからさらに、どのように発展してくるのかもお楽しみに!!

 

 

【使用機材】(2017年8月現在)

制作機材
・Maschine Studio(Native Instruments)
・Komplete 10 Ultimate(Native Instruments)
・MPC4000(AKAI)
・microKORG(KORG)
・MPK61(AKAI)

PC、録音環境
・iMac OS X 10.11.6(Apple)
・Protools 11(Avid) ※Protools10併用
・iZotope Music Production Bundle(iZotope)
・828mk3 hybrid(MOTU)
・C414 XL2(AKG)
・ISA-One(Focusrite)
・WAVES Gold(Waves) ※Protools10でのみ使用

DJ機材
・Traktor Kontrol S2(Native Instruments)
・Traktor F1(Native Instruments)
・HAK360(ECLER)
・PDX-2000, PDX-2000mk2(Vestax)
・M44G(SHURE)

モニタリング環境
・VXT4(KRK)
・KNS8400(KRK)
・DJ-1(VESTAX)
・AT6098(audio-technica)

電源
・R-1(OYAIDE)
・102-D(FURUTEC)
・M-8X2(FURMAN) ※メイン機材用
・SS-6B(FURMAN) ※モニタリングスピーカー用